お風呂のガス代の平均はどのくらい?8つの節約術も解説

更新日:2026年7月2日
お風呂のガス代を見直すイメージ

家庭内のガス消費量において、お風呂が占める割合は大きいものです。「最近ガス代が高くなった」と感じているのであれば、入浴習慣を見直すことで大幅な節約効果が期待できます。

本記事では、お風呂にかかるガス代の平均や、今日から実践できる8つの節約術を解説します。光熱費を抑え、家計を楽にするヒントを見つけましょう。

この記事でわかること/解決できること

  • 戸建または分譲マンションに住むファミリー層の世帯主
  • 新居への入居や住み替えをきっかけに、都市ガス契約を検討している人
  • 光熱費の見直しや生活サービスの一括管理をしたい人
都市ガスの申し込みサイトはこちら

目次

お風呂のガス代はいくらかかる?

まずは、1回あたり、1か月あたりにかかるガス代の目安を確認しましょう。

1回あたりのガス代

一般的な浴槽(約200リットル)の水を20℃から40℃に上げる場合、追い焚きのガス代の目安は都市ガスで約85円程度、プロパンガスでは約224円程度となります。この金額は、設定温度や季節によって変動します。

例えば、冬場は水温が低いため、設定温度まで温めるのにより多くのエネルギーが必要になり、夏場よりも単価が高くなる傾向にあります。

1か月あたりのガス代

1人暮らしで毎日お風呂を溜めて入浴する場合、1か月のガス代は、都市ガスで約3,990円程度、プロパンガスでは約7,410円程度が目安です。これにシャワーの使用分や基本料金が加算されるため、実際の金額はさらに高くなります。

また、家族構成や入浴スタイルによっても、この金額は大きく増減します。

「入浴する場合」と「シャワーで済ます場合」のガス代を比較

浴槽にお湯を溜める入浴とシャワーのみで済ませる場合では、ガス代に明確な差が生じます。

シャワーは1分間に約12リットルのお湯を消費するため、15分間使用すると約180リットルとなり、一般的な浴槽1杯分とほぼ同量になります。

つまり、15分以上シャワーを出し続けるのであれば、浴槽にお湯を溜めて入浴したほうがガス代を安く抑えられます。1人暮らしで短時間のシャワーなら節約になりますが、家族が順番にシャワーを使う場合は、お湯を溜める方が経済的です。

追い焚きと足し湯はどちらが節約になる?

お湯の量が十分にある場合は、新たに水を足さずに温め直す「追い焚き」の方がガス代を抑えられます。

一方で、お湯が大幅に減っている場合は、高温のお湯を足す「足し湯」の方が早く適温になり、効率的です。ただし、追い焚きは配管の汚れがガス代に影響する場合もあるため、定期的な清掃も重要です。

お風呂のガス代を左右するポイント

ここからは、お風呂のガス代を左右する具体的な要素を確認しましょう。

都市ガスかプロパンガスか

一般的に、公共料金として価格が抑えられている都市ガスに対し、自由料金制のプロパンガスは配送コストなどが上乗せされるため、料金が1.8倍から2倍程度高くなる傾向があります。

同じ湯量を使用しても、ガスの種類によって毎月の請求額には数千円単位の差が生じることも珍しくありません。

季節

ガス代は、季節によっても大きく変動します。これは、外気温によって水温が変動し、お湯を沸かすのに必要なエネルギーが増減するためです。例えば、夏場に水温が25度ある場合と、冬場に5度しかない場合では、同じ40度のお湯を作るにしても必要な加熱量が異なります。

そのため、使用習慣が変わらなくても、冬のガス代は夏の数倍に跳ね上がることがあります。

家族の人数

家族の人数が増えるほど、お風呂にかかるガス代も増加します。人数分だけシャワーの使用時間が増えるほか、入浴時間がバラバラになるとお湯が冷めてしまい、追い焚きの回数も増えるからです。

1人暮らしであればシャワーだけで済ませる選択肢もありますが、4人家族など人数が多い世帯では、効率的な入浴順序や節水対策がより重要になります。

給湯器

使用している給湯器の熱効率も、ガス代を左右する重要な要素です。最新の給湯器は従来捨てていた排気熱を再利用して効率よくお湯を沸かすため、ガス消費量を約13%程度削減できます。

一方で、10年以上使用している古い給湯器は熱効率が低下している可能性があります。給湯器を最新機種に交換するだけで、長期的なガス代の節約につながるでしょう。

お風呂のガス代を節約する方法

お風呂のガス代は、日々のちょっとした意識や工夫で着実に減らすことが可能です。今日から実践できる、具体的な8つの節約術を解説します。

節約術1. 浴槽に溜めるお湯の量を減らす

浴槽に溜めるお湯の量を減らすだけでも、ガス代の節約につながります。例えば、肩まで浸かるのをやめて半身浴にしたり、水位を数センチ下げたりするだけで、沸かすために必要なエネルギーを削減可能です。

毎日継続すれば、年間のガス代だけでなく水道代も同時に抑えられます。

節約術2. お湯の設定温度を低めにする

給湯温度を1度下げるだけで、ガスの消費量は確実に減少します。例えば、設定温度を41度から40度に下げることにより、年間で約1,430円(都市ガスの場合)の節約になると試算されています。

熱すぎるお湯は肌の乾燥を招く原因にもなるため、快適さと節約のバランスを考え、無理のない範囲で低めの温度設定を心がけましょう。

節約術3. 追い焚きの回数を減らす

追い焚きは冷めたお湯を温め直すため、多くのガスを消費します。節約のためには、家族で間隔を空けずに入浴し、お湯が温かいうちに全員が済ませると理想的です。

入浴の間隔がどうしても空いてしまう場合は、蓋をこまめに閉めるなどの工夫をして、熱を逃がさないようにしましょう。追い焚き回数を1回減らすだけでも、月々のコスト削減につながります。

節約術4. シャワーの時間を短くする

シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止めることも大切です。シャワーは1分間で約12リットルのお湯を放出するため、一日にシャワー時間を1分短縮するだけで、年間で2,000円程度のガス代削減が期待できます。

洗髪中や体を洗っている間など、不要なタイミングでは必ずお湯を止める習慣をつけましょう。

節約術5. 換気扇をつける時間を短くする

冬場などに換気扇を回し続けると、浴室内の暖かい空気が排出され、お湯が冷める原因になります。入浴中に換気扇を回す必要がある場合も、最小限の強さに調整するか、入浴後にまとめて換気を行うように工夫しましょう。

浴室の温度を高く保つことでお湯の温度低下を抑えられ、結果として追い焚きや足し湯の回数を減らす効果が得られます。

節約術6. ふたや保温シートを使用する

浴槽にお湯を溜めたあとは、必ずふたを閉めて放熱を防いでください。ふたに加えて、お湯の表面に浮かべるアルミ製の保温シートを併用すると、さらに保温効果が高まります。

お湯の温度低下を緩やかにすることで、次に家族が入る際の追い焚きエネルギーを最小限に抑えられます。手軽に導入できるため、コストパフォーマンスの高い節約方法です。

節約術7. 節水タイプのシャワーヘッドに交換する

節水シャワーヘッドへ交換すると、お湯の勢いを保ちながらも使用量を30%から50%程度カットできます。お湯の量が減れば、それを沸かすためのガス代も比例して安くなります。数千円で購入できるものも多く、数か月で元が取れる場合がほとんどです。

節約術8. ガス会社の乗り換えや契約内容の見直しを検討する

ガスの使用方法を工夫しても請求額が高い場合は、ガス会社やプラン自体の見直しもひとつの手です。2017年のガス小売全面自由化により、消費者は自由に会社を選べるようになりました。

電気とのセット割引や、家庭のライフスタイルに合わせたお得な料金プランへ切り替えることで、根本的な固定費の削減を実現できます。

ガス会社を比較する際のチェックポイント

ガス会社を見直す際は、以下のようなポイントをチェックして乗り換え先を比較検討しましょう。

基本料金や従量料金

ガスの料金体系は、毎月固定で発生する「基本料金」と、使用量に応じて加算される「従量料金」、さらに「原料費調整額」を合わせた構成となっています。お風呂などでガスの使用量が多い家庭は、従量料金の単価が低い会社を選ぶと節約効果が高まります。

検針票を手元に用意し、現在の契約内容と各社の単価を照らし合わせながら、年間の総支払額をシミュレーションしましょう。

割引サービスやセットプラン

多くのガス会社では、電気やインターネット回線とセットで契約することで料金が割り引かれるプランを提供しています。また、一定以上のガス使用量で単価が下がるプランや、特定の期間にポイントが還元されるサービスを提供しているケースもあるでしょう。

住まいのエネルギー契約をまとめることにより、管理の手間が省けるだけでなく、トータルでの固定費削減が期待できます。

サポート体制

コスト削減効果と同様に重視すべきポイントが、緊急時のサポート体制です。ガス漏れなどのトラブルが発生した際、迅速に駆けつけてくれる拠点があるか、電話窓口が24時間対応しているかを確認しましょう。

また、地域に根ざした保守点検サービスが充実している会社であれば、長期にわたって安心してガスを利用し続けられます。

まとめ

お風呂のガス代は、季節や家族の人数などにより左右されます。お風呂のガス代を抑えたい場合は、シャワー時間の短縮や設定温度の調整といった手軽な工夫から始めてみましょう。保温グッズの活用や、追い焚き回数の削減も有効です。

入浴スタイルを見直してもガス代が高いと感じる場合は、ガス会社のプラン変更や最新の給湯器への交換など、より根本的な対策も検討してみましょう。

「ガスワン(Gas One)」は、LPガスや都市ガスに加え、電気(エネワンでんき)や宅配水(ウォーターワン)などの幅広いサービスを提供しています。それぞれのサービスを組み合わせたお得なセット割も用意しているので、お風呂のガス代を節約したい場合はぜひご検討ください。